OFFICIAL SYMPOSIUM Ⅲ

> がん治療と仕事の両立支援―キャリアの視点で「生きる」を支える―
大会シンポジウム
2024-11-24 16:00-17:30

がん治療と仕事の両立支援―キャリアの視点で「生きる」を支える―

2024年8月27日更新
シンポジスト東川 麻子株式会社OHコンシェルジュ 代表取締役
廣田 純子一般社団法人がんと働く応援団 理事
指定討論者廣川 進法政大学キャリアデザイン学部 教授
企画・司会藤田 るり子株式会社富士通ラーニングメディア

がんに影響を受けた人たちの「生きる」を支えるために、カウンセラーや支援者(企業人事等)にどのようなサポートができるのか、皆様と共に考える場にしたいと存じます。
また個人の立場でご家族やご友人等のサポートに関わる方にもぜひ本シンポジウムへ関心をお寄せいただければと存じます。
がんに関わる領域では、医療従事者によって治療を中心とした支援が行われてきましたが、がんは人の命や存在意義を脅かす病です。生き様や人生を支えて伴走する支援が求められています。そこにはキャリア・カウンセラーや支援者が本領発揮できる出番があるといえるのではないでしょうか。
本シンポジウムでは、ご自身もがんを経験されたお二人のシンポジストにご登壇いただき、いまだ議論・整理・対応が行き届いていないさまざまな課題を提起いただきます。

シンポジスト

東川麻子

東川 麻子(ひがしかわ・あさこ)
株式会社OHコンシェルジュ 代表取締役
1998年、信州大学医学部卒業。住友金属工業株式会社(現・日本製鉄)鹿島製鉄所専属産業医の後、企業外労働衛生機関にて製造業、鉄道業、小売業、地方公共団体などの産業医を広く経験。2011 年より株式会社OHコンシェルジュ代表取締役。医学博士、労働衛生コンサルタント(保健衛生)、日本産業衛生学会指導医。
多くの企業の健康管理体制構築に携わる他、企業の健康管理を担う専門スタッフの育成、講演、執筆活動などを行う。 2004年にがんの診断を受け、手術、抗がん剤治療、放射線治療を受けながら、産業医業務を継続。以降、がんの治療を受けながら就業を継続する多くの従業員をサポートしている。

廣田 純子(ひろた・じゅんこ)
Office Citrus代表、一般社団法人がんと働く応援団 理事、1級キャリアコンサルティング技能士、産業カウンセラー 、 両立支援コーディネーター 、健康経営アドバイザー 、 アスリートキャリアコーディネーター 、障害者職業生活相談員。
複数企業で人事総務職、管理職として多様な人、組織を支援してくる中で持った課題感と、自身のがん治療やひとり親での子育てと仕事の両立の経験からの課題感から、キャリアコンサルタント資格を取得。
現在はキャリアコンサルタントとして、一般社団法人の理事として、多様な人がイキイキと活躍できる社会へ向けて、「働く、生きる」の支援を続けている。

指定討論者

廣川 進(ひろかわ・すすむ)
法政大学キャリアデザイン学部教授、日本キャリア・カウンセリング学会前会長、大正大学大学院博士課程(臨床心理学専攻)修了(文学博士)。海上保安庁惨事ストレス・メンタルヘルス対策アドバイザー、東京産業保健総合支援センター相談委員、被害者支援都民センター理事。
著書に『失業のキャリアカウンセリング』(金剛出版)、『心理カウンセラーが教える「がんばりすぎて疲れてしまう」がラクになる本』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『これで解決!シゴトとココロの問題』(労働新聞社)など。公認心理師、臨床心理士、シニア産業カウンセラー、2 級キャリア・コンサルティング技能士。

企画・司会

藤田るり子

藤田 るり子(ふじた・るりこ)
株式会社富士通ラーニングメディア ナレッジサービス事業本部
人事、キャリア開発、人材開発などを経て2021年より現職。人材育成サービス事業の企画開発、研修講師、カウンセリングを通じて企業や組織で働く方々のキャリアをサポートしている。
2019年に大腸がんの手術、抗がん剤治療のため7ヶ月間の休職を経験。
産業カウンセラー、国家資格キャリアコンサルタント、2級キャリアコンサルティング技能士、両立支援コーディネーター。