大学時代(1954年)から現在まで70年にわたる私の人生経験、臨床経験、教師経験から多くのことを学んで来ています。キャリアも哲学者志向から、臨床心理実践家志向、それに伴う仕事先、就職先の選択など様々な体験を重ねて、今日に到っています。
今回の講演では、自分自身を振り返えると「弱さの受容と生まれてくる強さ」「コミュニティネットワークの創設と仲間たちとの相互理解、相互支援の中で生きて、生かされてきたイメージ」が強く浮かんできています。
皆さんがそれぞれ、ご自分の人生の専門家として歩まれるプロセスに何らかの参考になればとても嬉しいです。
参考:村山正治著『私のカウンセラー修業』(2022 誠信書房)
村山 正治(むらやま・しょうじ )
京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了 教育学博士 九州大学名誉教授
PCA、エンカウンター・グループ、ピカジップ、フォーカシングが専門です。
ロジャース研究所(CSP)に留学、ジェンドリンを日本に招待など日本に於けるPCAとフォーカシングの発展に貢献しています。日本心理臨床学会賞、日本人間性心理学会賞を受賞しています。