特別研修会

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特別研修会
[講義室601A]  2023-11-26 12:15-15:30

村山先生のPCAGIP理論と事例検討

2023年11月20日更新

前半は、PCAGIP法を世に送り出した村山正治先生から、イズム・理論と最新のお考えをお話しいただきます。後半は、村山先生と尚子先生のファシリテーションで、PCAGIP法による事例検討ワークショップを行ないます。

PCAGIP(ピカジップ)法は、「事例提供者が簡単な事例資料を提供し、ファシリテーターと参加者が安全な雰囲気の中でその相互作用を通じて参加者の力を最大限に引き出し、参加者の知恵と経験から、事例提供者に役立つ新しい取り組みの方向や具体策のヒントを見出していくプロセスを共にするグループ体験」です。金魚鉢方式(フィッシュ・ボール)で行ない、事例提供者1人、板書係2人、金魚役6人、残りの方は全員金魚鉢役です。PCAGIPではオブザーバーはなしです。基本ルールです。金魚鉢の人もセッション中、記録を取ってはいけません。

事例提供者から提供された実際の事例を扱うため、事前予約制で参加者には守秘義務が課されます。また、当日の配信およびアーカイブ配信はありません。

講師

村山正治

村山 正治(むらやま・しょうじ)
九州大学名誉教授。現在、東亜大学大学院 臨床心理学専攻客員教授。PCAGIP法の創案者。本法を中心とする新しいPCAグループのやり方を提案。その実践や臨床指導のため、全国各地から講演・研修会・ワークショップなどに招かれて活躍している。著書『新しい事例検討法PCAGIP入門』(共編著、創元社)『「自分らしさ」を認めるPCAグループ入門』(編著、創元社)、『ロジャースをめぐって』(金剛出版)ほか多数。

村山 尚子(むらやま・なおこ)
臨床心理士。現在、心理教育研究所赤坂主宰。個人カウンセリングやエンカウンターグループファシリテーターの経験が豊富である。また、臨床心理士や大学院生のスーパーバイザーとして長年活躍してきている。分担執筆に『ヒューマニスティック・サイコセラピー』(ナカニシヤ出版)、『ロジャーズの中核三条件〈受容:無条件の積極的関心〉』(創元社)。