ROUND TABLE DISCUSSION 1

> 相談者の理解を深めるための枠組みについて考える~キャリアカウンセリングにおける見立てとは~
ラウンドテーブル
[講義室601B]  2023-11-25 14:15-15:45

相談者の理解を深めるための枠組みについて考える~キャリアカウンセリングにおける見立てとは~

+Live配信
2023年8月10日更新
パネリスト石﨑 一記東京成徳大学応用心理学部 教授
原 恵子筑波大学働く人への心理支援開発研究センター 准教授
水野 みち株式会社日本マンパワーフェロー・キャリアのこれから研究所所長
野条 美貴東京工科大学デザイン学部
モデレーター松本 桂樹株式会社ジャパンEAPシステムズ

昨年も大会の公募シンポジウムにて「システマチックアプローチ」を取り上げた。システマチックアプローチが、キャリアコンサルタント(CCt)が感じた相談者(Cl)の課題を、CCtがClに理解させようとする流れになっていないかの振り返りを行ったが、時間内で議論を十分に煮詰めることができなかった。
そこで今回のラウンドテーブルでも、引き続きClの理解を深めるための枠組みについて検討する。今回は、「見立て」という言葉に注目し、システマチックアプローチや経験代謝における見立てとはどういうものなのか、参加者のみなさんと一緒に考えてみたい。

パネリスト

石﨑 一記 (いしざき・かずき)
筑波大学大学院博士課程心理学研究科単位取得退学。発達心理学、環境教育学、カウンセリング心理学、キャリアコンサルティング。
厚生労働省キャリアコンサルタント登録制度等に関する検討会委員他。1級キャリアコンサルティング技能士。

原恵子

原 恵子(はら・けいこ)
筑波大学大学院人間総合科学研究科修了,博士(カウンセリング科学)。ベネッセコーポレーションと同グループ人材派遣会社出身,専門領域はキャリア心理学、産業・組織心理学。主な研究テーマはキャリア支援者の職業的発達。キャリアコンサルタント、1級キャリアコンサルティング技能士、公認心理師。日本キャリア・カウンセリング学会副会長、産業・組織心理学会理事等。

水野 みち(みずの・みち)
日本マンパワーでキャリアコンサルタント養成講座のテキスト執筆・プログラムを開発。
現在2万名以上の会員を持つJCDA発足に従事。2005年にペンシルバニア州立大学にて教育学修士(カウンセラー教育)を取得。現在、企業内のキャリア開発・組織開発・DE&Iにも携わる。JCDA認定スーパーバイザー、ACCN、NCDA倫理コミッティーメンバー。IDGs日本HUB。共著「IDGs変容する組織」経済法令研究会(2023)

野条美貴

野条 美貴(のじょう・みき)
法政大学大学院キャリアデザイン学研究科修了。企業の人事採用担当としての経験を活かし、ハローワーク等で職業相談業務に従事。その後、在職者、休職者、求職者、大学生のキャリア支援及びキャリアデザインの授業を担当。公認心理師、1級キャリアコンサルティング技能士。

モデレーター

松本桂樹

松本 桂樹(まつもと・けいき)
東京学芸大学大学院修了。精神科クリニックで心理職として勤務した後、株式会社ジャパンEAPシステムズへ転籍。25年以上にわたり働く人の相談を受けている。神奈川大学客員教授。臨床心理士、精神保健福祉士、1級キャリアコンサルティング技能士。