社会環境の変化にともない働き方にも変化が起きています。このような変化の中、企業が成長していくためには「個人のキャリア充実と組織の活性化」が重要な課題となります。その施策として今後も期待できるのがセルフ・キャリアドックです。今回は実際に導入されている事例をご紹介すると共に時代の変化に適応した新たなセルフ・キャリアドックのあり方について皆様と一緒に考えて参ります。ご参考になる内容になれば幸いです。

パネリスト

岩田　敏（いわた・さとし）
オフィスポラリス代表
1978年富士フイルムに入社し、写真ビジネスで営業・マーケティング・マネジメントに41年間従事。部下のメンタル不調をきっかけに、カウンセリングを学び始め2016年2級キャリアコンサルティング技能士取得。2019年退職後、独立してキャリアコンサルタント・研修講師として活動を開始。企業領域で個の成長と企業の元気をつなぐ仕事に生きがいを感じている。

渡部 しのぶ（わたなべ　しのぶ）
新卒 でブラザー販売に入社。法人営業を担当後、2011年に人事総務部へ。2度の産育休を挟みながら、人材育成・開発、経営理念浸透、ワークライフバランスの浸透、ダイバーシティ推進といった人と組織の課題への取り組みを牽引。現在は人事制度企画、タレントマネジメント推進に軸足を置いた業務を担当。2018年にセルフ・キャリア・ドッグに出会い、以降キャリア支援への学びを深める。2020年国家資格キャリアコンサルタント取得。

西村　淳（にしむら・じゅん）
国家資 格キャリアコンサルタント。秘書実務士。両立支援コーディネーター。公益財団法人日本生産性本部キャリアコンサルタント養成講座修了。同講座アドバイザーを務める。
キャリアコンサルタントとして、高校生や大学生の就職指導、就労支援を行う。
商社、教育、金融業等において、人事職としてキャリア教育並びに企業内普及活動を行う。2020年、厚生労働省セルフ・キャリアドック普及拡大加速化事業の好事例として、取組みが公開される。

指定討論者

高橋　浩（たかはし・ひろし）
ユースキャリア研究所 代表
博士（心理学）キャリアコンサルタント　公認心理師。
法政大学大学院キャリアデザイン研究科／目白大学大学院心理学研究科／明治学院大学心理学部　講師。
日本キャリア開発協会 理事　1965 年青森県生まれ。弘前大学教育学部卒業後、NEC グループの半導体設計会社に勤務。設計エンジニア、品質管理、経営企画、キャリアアドバイザーに従事。2011 年退職。並行して、自身のキャリアに疑問を持ち、1996年からカウンセリングを学び始め、2001 年ＣＤＡ、2012 年博士号を取得、同年、研究所を開設。現在、個人が仕事で幸せになるためのキャリア支援の実践と研究を行っている。著書『セルフ・キャリアドック入門』、『社会人のための産業・組織心理学』、他多数。

企画・司会

早川　徹（はやかわ・とおる）
Nキャリアプロデュース代表。
国家資格キャリアコンサルタント、経営品質協議会認定セルフアセッサー。2018年～2019年、厚生労働省委託事業セルフ・キャリアドック普及拡大加速化事業にて導入キャリアコンサルタントとして企業の導入企画を支援。現在は企業の社員に対するキャリアコンサルティングや求職者支援のコンサルティング業務、及び、国家資格キャリアコンサルタントの資格更新講座の講師として活動中。共著『セルフ・キャリアドック実践』