基調講演

> AI時代における「個と組織をつなぐ」支援を展望する~支援者と組織が連携してできること・すべきこと~
基調講演
[講義室416]  2023-11-25 10:45-12:15

AI時代における「個と組織をつなぐ」支援を展望する~支援者と組織が連携してできること・すべきこと~

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2023年10月26日更新

“Chat GPT”に代表される生成AIの登場によって、AIが身近な存在になりつつあります。コンピューターでは不可能とされてきた絵画・作曲・ニュース原稿の作成などの創作活動までもAIは実現しています。個人の職務内容、組織の機能、支援者の支援内容も部分的にAIに代替されていくことでしょう。それは年々進んでいきます。代替される部分を取り去っていった先に、人間としてできること・すべきことなど、役割の本質が見えてくるのではないでしょうか。

本講演では、上記について講師の思考過程を共有しつつ、AI時代の個人・組織の変化と支援者のあり方について考察します。個性への興味・関心、「問い」の重要性、開発的カウンセリング、ハッピープロダクティブ・ワーカー、パラドキシカルなキャリア(計画性と偶発性)、支援ネットワークなどをキーワードに、個と組織が共に発展するために必要な発想や支援のあり方について展望します。

講師

高橋浩

高橋 浩(たかはし・ひろし)
ユースキャリア研究所 代表
博士(心理学)キャリアコンサルタント 公認心理師。
法政大学大学院キャリアデザイン研究科/目白大学大学院心理学研究科/明治学院大学心理学部 講師。
日本キャリア開発協会 理事 1965 年青森県生まれ。弘前大学教育学部卒業後、NEC グループの半導体設計会社に勤務。設計エンジニア、品質管理、経営企画、キャリアアドバイザーに従事。2011 年退職。並行して、自身のキャリアに疑問を持ち、1996年からカウンセリングを学び始め、2001 年CDA、2012 年博士号を取得、同年、研究所を開設。現在、個人が仕事で幸せになるためのキャリア支援の実践と研究を行っている。著書『セルフ・キャリアドック入門』、『社会人のための産業・組織心理学』、他多数。