パネリスト | 楠木 新 | 楠木ライフ&キャリア研究所 代表 |
指定討論者 | 廣川 進 | 法政大学キャリアデザイン学部 教授 |
企画・司会 | 長久保 逸郎 | 日本キャリア・カウンセリング学会 理事 |
45歳以降の人生後半戦を概観したうえで、長い定年後の期間を充実して過ごすために現役時代にどの様な対応が個人や組織に求められるかを皆さんと一緒に考えます。その際に、実際に組織で働いている人について、統計やキャリア理論とは別の視点の楠木氏の長年にわたる豊富な取材経験をベースにお話し頂きます。また、このテーマを廣川先生が研究者の視点からお話し頂きます。皆さまご自身の、そして企業におけるミドル・シニア世代従業員への支援対応のヒントが詰まった貴重で有益な機会になることを目指します。
楠木 新(くすのき・あらた)
元神戸松蔭女子学院大学教授
1954年神戸市生まれ。京都大学法学部卒業。1979年生命保険会社に入社し、人事・労務関係を中心に、経営企画、支社長等を経験。50歳から勤務と並行して、「働く意味」をテーマに取材・執筆・講演に取り組む。2007年大阪府立大学大学院経営学研究科でMBAを取得。2015年60歳で定年退職。2018年4月より神戸松蔭女子学院大学人間科学部都市生活学科教授。2022年3月大学を退任。著書には、25万部を超えたベストセラー『定年後』をはじめ『定年準備』、『定年後のお金』、「転身力」(以上、中公新書)、「人事部は見ている。」(日経)、「働かないオジサンの給与はなぜ高いのか」(新潮社)など多数。
廣川 進(ひろかわ・すすむ)
法政大学キャリアデザイン学部教授、前大正大学心理社会学部臨床心理学科教授(文学博士)、公認心理師、臨床心理士、シニア産業カウンセラー 、2級キャリアコンサルティング技能士
海上保安庁(メンタルヘルス・惨事ストレス対策アドバイザー、パワーハラスメント対策委員)、前日本キャリア・カウンセリング学会会長(旧・産業カウンセリング学会会長)、産業ストレス学会理事、略歴:慶応義塾大学卒業後、株式会社ベネッセコーポレーションで18年勤続。育児雑誌「ひよこクラブ」など雑誌編集を担当。勤務のかたわら、大正大学大学院修士課程(臨床心理学専攻)、同博士課程修了。人事部でヘルスケア部門の他、教育研修・異動・昇格の業務も経験し2001年退社。
長久保 逸郎(ながくぼ・いつろう)
日本キャリア・カウンセリング学会理事/企業領域連携強化委員長、NPO法人ソサエティ・オブ・キャリアコンサルテント理事
2級キャリアコンサルティング技能士、EMCA認定EAPメンタルヘルスカウンセラー、メンタルヘルスマネジメント検定I種、高障求支援機構企業在籍型障がい者ジョブコーチ
大卒後、株式会社近鉄エクスプレスで海外駐在含む営業部門、総務経営企画部門を経て人事部にて産業保健領域休職者復職者支援、障がい者雇用促進定着支援を担当。2021年に定年退職後、同社にて再雇用契約で継続勤務する傍ら当学会運営やNPO法人運営に関わる。