個人の支援だけではなく、組織への働きかけは、どのように可能になるでしょうか。この研修会では、組織開発の視点から、個人面談での課題意識を皮切りに、次の一歩を踏み出した先にあることを探ります。具体的には、仮想のケースを使いながら、組織開発を進めていく過程を追体験していただこうと考えています。個人面談を通して課題が浮かび上がり、それについて関連する人に話を聞きながら、それを企画の形にして、実行に移していく過程をたどります。これらを通して、組織への働きかけのイメージを少しでも持っていただければと思います。ともに探究できる時間を楽しみにしています。

講師

土屋　耕治（つちや・こうじ）
南山大学 人文学部　准教授
南山大学人文学部心理人間学科准教授、同大学人間関係研究センター員を兼任。OD Network Japan 理事。専門は社会心理学、組織開発、体験学習。名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士後期課程単位取得退学。米国NTL Institute OD Certificate Program、英国The Tavistock Institute of Human Relations “P3C” 修了。公認心理師。近著に『人間関係の学び方―人間性豊かな関係を育む「ラボラトリー方式の体験学習」の理論と実践』（共編著、ナカニシヤ出版）がある。