委員会企画2[企業委マイノリティ]

> 「対話会」でふかめ、ひろげる ~見えてきた「マイノリティ支援」の可能性
委員会企画2[企業委マイノリティ]
2025-11-22 15:00-16:30

「対話会」でふかめ、ひろげる ~見えてきた「マイノリティ支援」の可能性

2025-07-27更新

今年新たに立ち上げた「マイノリティ支援を考える<対話会>」では、学会に所属する様々な領域の支援者が集い、対話を通じて考えを深め、視野やつながりを広げています。全4回、延べ約140人での対話会から見えてきたマイノリティ支援の可能性について、いくつかの視点からご紹介します。

パネリスト

桜井伸子

桜井 伸子(さくらい・のぶこ)
一般社団法人日本キャリア・カウンセリング学会 企業領域連携強化委員会マイノリティ支援チーム
2007年よりメーカーの人事部門に勤務。コンプライアンス課長、ダイバーシティ推進課長等を務め、ハラスメント防止やDE&I支援策を展開。活動を通じて多様な当事者の相談対応を経験する。2016年からカウンセリング室長を兼務。2020年に健康経営部門に移り全社メンタルヘルスケア体制を確立。定年以降はカウンセリング室運営を主務とし、学会など社外活動にも積極的に参加。2級キャリアコンサルティング技能士、精神保健福祉士、公認心理師

寺山昇

寺山 昇(てらやま・のぼる)
NPO法人ライフキャリア・サポート協会 理事長
キャリアコンサルタント更新講習 知識1技能5講座 厚労大臣から指定を受ける
厚生労働省埼玉労働局職員 (独)労働政策研究・研修機構 労働大学校 准教授 
国立職業リハビリテーションセンター職業指導部職業指導課長等歴任 筑波大学大学院「キャリア・プロフェッショナル養成講座」修了 昨年の5月に脳出血(左視床出血)で倒れて3か月間入院 昨年の11月に復帰 著書「キャリア・カウンセリング エッセンシャルズ400」分担執筆 日本キャリア・カウンセリング学会監修 金剛出版 「職業リハビリテーション用語集 障害者雇用・就労支援のキーワード」分担執筆 日本職業リハビリテーション学会監修  やどかり出版 他

堀川歩

堀川 歩(ほりかわ・あゆむ)
株式会社アカルク 代表取締役社長
出生時の性は女性として生まれるも、2018年にタイで性別適合手術を受け現在は戸籍上も男性となり1児の父となる。高校卒業後に陸上自衛隊に入隊し、任期満了後は自分の目で世界の現状を確かめる為に世界一周の旅に出発。
帰国後はLGBTQ+の方の総合サポート事業を個人で立ち上げる。​
その後、ユニバーサルデザインのコンサルティング会社で東京支社の立ち上げや人事部長を務め2020年1月に株式会社アカルクを設立。
現在は多様な人が働きやすい職場作りの人事コンサルティングや、他社のダイバーシティ推進のプロジェクト全体を推し進める他、全国各地で研修や講演の講師も務める。​

重光喬之

重光 喬之(しげみつ・たかゆき)
NPO法人両育わーるど 理事長
NPO法人両育わーるど 理事長、難病者の社会参加を考える研究会 発起人、多摩大学大学院医療・介護ソリューション研究所 フェロー。20代半ばに脳脊髄液減少症を発症し、二度の退
職と寝たきり5年を経て、病気と共に働く時間的柔軟性のある働き方を仲間と模索中。主な症状は24h365dの疼痛で、痛みのストレスで円形脱毛症とせっかちさに拍車が掛かる。

矢野雷太

矢野 雷太(やの・らいた)
国家公務員共済組合連合会 広島記念病院 消化器外科医長
2004年、広島大学医学部医学科卒。急性期から終末期まで伴走できる外科医を目指し、大腸肛門病の外科診療を中心に、在宅医療のバックアップ入院診療、緩和ケアなどにも注力。生活の質を改善する医療を提供するために「排便機能外来」を開設し、便秘、便失禁、術後排便障害、人工肛門ケアなど、排泄障害の診療も行っている。カフェでの定期イベントや、小学校での「がん教育」、日本福祉医療ファッション協会の理事など、病院外でも様々な形で医療情報の啓蒙活動を行っており、治療と仕事の両立支援についても、継続可能な院内システムを構築しつつ、改善を目指して模索を続けている。

下村英雄

下村 英雄(しもむら・ひでお)
労働政策研究・研修機構 統括研究員
筑波大学大学院博士課程心理学研究科修了。博士(心理学)。キャリア心理学専攻。東京成徳大学大学院講師、厚生労働省職業能力開発専門調査員、社会正義のキャリア支援研究会顧問。日本キャリア教育学会元会長。日本キャリア・カウンセリング学会元監事。主著に『キャリアコンサルティング理論と実際6訂版』(雇用問題研究会)、『社会正義のキャリア支援』(図書文化社)、『成人キャリア発達とキャリアガイダンス-成人キャリア・コンサルティングの理論的・実践的・政策的基盤』(労働政策研究・研修機構、平成26年度労働関係図書優秀賞受賞)他。国家資格キャリアコンサルタント、1級キャリアコンサルティング技能士。

司会、パネリスト

廣田純子

廣田 純子(ひろた・じゅんこ)
Office Citrus 代表
一般社団法人がんと働く応援団理事、日本キャリア・カウンセリング学会理事、1級キャリアコンサルティング技能士、産業カウンセラー 、両立支援コーディネーター 、健康経営アドバイザー 、 アスリートキャリアコーディネーター 、障害者職業生活相談員。 複数企業で人事総務職、管理職として多様な人、組織を支援してくる中で持った課題感と、自身の病気治療、ひとり親での子育てと仕事の両立の経験の課題感から、支援者の道へ。 現在はキャリアコンサルタントとして、一般社団法人の理事として、多様な人がイキイキと活躍できる社会へ向けて、幅広い領域で「働く、生きる」の支援を続けている。

委員長挨拶

長久保 逸郎(ながくぼ・いつろう)
NPO法人ソサエティ・オブ・キャリアコンサルタント