シンポジスト | 佐藤 秀明 | NECライフキャリア株式会社 |
佐野 貴 | 株式会社TALENT | |
小川 修平 | 株式会社エモスタ | |
吉川 雅也 | 関西外国語大学 | |
司会 | 高橋 浩 | ユースキャリア研究所 |
生成AIの進化は、キャリア支援やカウンセリングの現場にも急速に浸透し始めています。本シンポジウムでは、まず、すでにAIを活用してキャリア支援を行っている企業による実演を行い、加えて、既存のAIツールを活用した支援の可能性についても紹介します。そして、その使用感、利便性、現場で生じる疑問や懸念点についてシンポジストによる意見交換を行っていきます。さらに、AI社会における労働、経済、社会、組織のあり方はどのような変化を遂げるのか、そこで生じる問題と解決方法はどのように違ってくるのかについても意見交換を行い、支援者が果たすべき役割やこれからの専門性のあり方を多角的に検討していきます。AIを「脅威」と見るか「希望の光」と捉えるかは、使い手次第。本シンポジウムは、AI時代におけるキャリアとカウンセリングの新たな地平を、参加者の皆さんとともに描いていきます。
佐藤 秀明(さとう・ひであき)
NECライフキャリア株式会社 代表取締役社長
大学卒業後日本電気株式会社(NEC)に入社、国内技術製造、販売部門の人事、フィリピン・マニラ駐在を経て、2004年からシンガポールにてAPAC地域の人事を統括。2007年帰任後は労務・労使関係、国際人事、全社人事制度企画を順次担当、2015年から人事部長、2019年人事総務部長。2020年9月NECライフキャリア株式会社の設立と同時に代表取締役社長に就任、2025年4月からNEC L&D統括部長を兼任し全社人材開発機能の統括も担当している。「個人と組織のよい関係作り」がライフワーク。
佐野 貴(さの・たかし)
株式会社TALENT 代表取締役
IT上場企業入社後、新規事業責任者を務め売却し独立。2018年に株式会社TALENTを設立し「才能」に着目したタレント人材の支援事業を創出。Podcast番組「COTEN RADIO」を運営する、株式会社COTENにて取締役及び人事責任者を兼任した後、2022年末に退任。現在は、当社にて心理学を基盤とした才能研究のデータを元に、組織・人材開発、チームビルディング支援、プロデュース、スクール事業などを展開。延べ1,000名以上の才能を支援。2024Forbes NEXT100選出。flier book laboパーソナリティ。
小川 修平(おがわ・しゅうへい)
株式会社エモスタ 代表取締役
1986年大分県生まれ神奈川県育ち。米国/インディアナ大学経済学部卒。卒業後7年間の投資銀行勤務を経て独立、エモスタを立ち上げ。AIと心理学の知見を用いた事業開発、プロダクト開発、コンサルティングを手がける。その他、人間とは何か、について多角的にアプローチするためのワークポートフォリオを組成している。3児の父であり、一人が難聴児のため、難聴・ろう支援、ダイバーシティ理解支援にも関心。書籍「認知行動療法の哲学」の翻訳チームメンバー。
吉川 雅也(よしかわ・まさや)
関西外国語大学 英語キャリア学部 准教授
関西外国語大学 英語キャリア学部 准教授、一般社団法人日本キャリア・カウンセリング学会理事、博士(商学)
同志社大学大学院総合政策科学研究科博士(前期)課程修了後、民間企業でITエンジニア、人事コンサルタント、フリーランスでキャリアカウンセラー、ITコンサルタントなどを経て2013年に関西学院大学キャリア教育常勤講師、2017年に関西外国語大学外国語学部講師、2020年より現職。
近年の研究テーマはハプンスタンス学習理論に基づいたキャリア支援、アジャイルキャリア開発モデルの構築、キャリア支援者の生成AI活用など。著書『行動と変化を促すキャリアカウンセリング&ガイダンス』(福村出版、2025年)
高橋 浩(たかはし・ひろし)
ユースキャリア研究所 代表
日本キャリア開発協会 理事。博士(心理学)・キャリアコンサルタント・公認心理師。法政大学大学院/目白大学大学院 講師。1987年、弘前大学教育学部卒業後、NEC グループの半導体設計会社に24年間勤務し、エンジニア、品質管理、経営企画、キャリアアドバイザーに従事。1996 年から心理学やカウンセリングを学び、2001 年CDA、2012 年博士号を取得。2012年、ユースキャリア研究所を開設。現在、行政・大手企業でのキャリア支援の実践とともに、キャリア関連の調査研究も行っている。著書『セルフ・キャリアドック入門』、『実践コミュニティアプローチ』『改訂版社会人のための産業・組織心理学』、他多数。