委員会企画 [政策提言委]

> 若手キャリアコンサルタントの活動領域拡大を考える~ストレスチェック・健康経営等~
委員会企画 [政策提言委]
2025-11-23 14:00-15:30

若手キャリアコンサルタントの活動領域拡大を考える~ストレスチェック・健康経営等~

2025-10-15更新

「キャリアコンサルタント資格は取ったけど、何もできていない…」、そのような声を多く耳にします。ですが、皆さんの日々の活動の中で、キャリアコンサルタントして学んだことを活かす機会はたくさんあるのです!本シンポジウムでは、若手キャリアコンサルタント3名によるこれまでの幅広い現場での実践活動を紹介します。それぞれの現場での様々な課題や困難事例に対応した経験や学んだことを率直に語り合います。特に、困難時に存在する「見えない壁」にどう向き合うかを参加者と共に考え、工夫やコツを共有します。また、2028年5月までに全事業所で義務化されるストレスチェック制度に関連し、厚生労働省担当官の説明を交えて職場環境改善の必要性と具体的な対応策を探ります。最後には、今後の皆さんの活動のタネとなるものがお土産となるようなシンポジウムを目指します。

シンポジスト(政策提言委員会)

星野宏

星野 宏(ほしの・ひろし)
キャリアサポートオフィス process 代表
教授システム学修士、1級キャリアコンサルティング技能士、公認心理師。
メーカーでの生産管理・物流管理を経て人事に転職.2012年に独立後は、教育機関や産業労働分野で活動.現在は、高等学校での専属キャリアコンサルタントや、大学でのキャリア系科目非常勤講師、法人や自治体と協働した地域課題解決に取り組む教育プログラムの企画・運営等に携わっている.また、大学院で教授システム学を専攻し、キャリアコンサルタントの自己リフレクションに関する研究にも取り組んでいる.2025年6月より、本学会の新定義委員会委員長を務めている.

筒井 祐佳里(つつい・ゆかり)
NPO法人 a trio 理事長付
キャリアコンサルタント・産業カウンセラー。銀行系シンクタンクにてセミナー企画・教育プログラム開発・経営者向け情報誌編集を経験後、独立。企業研修や人材育成コンサルティングに携わる一方、NPOにおいて学生のインターンシップ事業、障がい者雇用支援、女性の就労支援など地域に根差した活動を展開している。アンケート調査や面談を通じて、フィードバックを行いながら、研修を実施する形式で、組織課題を可視化し改善につなげる伴走型の支援を行い、様々な業種・職種より評価を得ている。また、親子キャリコンとして、親子でキャリアを語りあう重要性を発信している。

中村 瑛一(なかむら・えいいち)
厚生労働省 労働基準局安全衛生部労働衛生課 メンタルヘルス対策・治療と仕事の両立支援推進室 メンタルヘルス対策係長
保健師、看護師、修士(社会福祉学)。厚生労働省職業安定局、雇用環境・均等局での勤務などを経て現職。ストレスチェック制度をはじめ、職場におけるメンタルヘルス対策を担当。

司会

石見忠士

石見 忠士(いわみ・ただし)
こころの耳運営事務局 事務局長
キャリアコンサルタント、公認心理師。2008年より東京産業保健総合支援センターのメンタルヘルス対策促進員として活動。当時300社以上を支援し、メンタルヘルス研修や職場復帰支援プログラムの作成支援などを行う。2011年より現職。厚生労働省委託事業「こころの耳」サイト事業の運営責任者としてメンタルヘルスに関する法・制度の最新動向はもちろん、全国の先進・良好事例を自ら取材し、働く人・家族・組織に役立つ情報を提供している。サイト利用者はこの14年で多い年で25倍以上に増加。2024年より日本公認心理師協会産業・労働分野委員会委員長。主な著書「日本で一番やさしい職場のストレスチェック制度の参考書」