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> より良い実践のための研究~研究の前と後から考える~
研修会
2025-11-22 13:15-14:45

より良い実践のための研究~研究の前と後から考える~

2025-06-14更新

今回は“わからない”がキーワードです。十年ほど前にも同様のテーマを担当しました。学会として学術的な研究は欠かせません。そのためにも実践から学ぶことは不可欠です。同時に,“疑う”ことも忘れてはなりません。エライ人の理論,巷の言説,新たな用語…?研究のための研究ではなく,研究は実践をより良いものにするためにあります(この“より良い”というのも曲者ですが)。働く人々もその支援に当たる人々のためにも,研究という創造的アプローチをどう楽しむか,参加された皆さんと探ってみましょう。主観と客観の生かし方,統計の活用と危うさ,実験の工夫とデザインなど取り上げる予定です。

講師

五十嵐敦

五十嵐 敦(いがらし・あつし)
独立行政法人 労働者健康安全機構 福島産業保健総合支援センター 相談員
2023年福島大学名誉教授・放送大学客員教授。2003年から産業保健総合支援センター相談員やメンタルヘルス促進員。2020年に (社)キャリア支援実務研修センター顧問。職業心理学,キャリア発達心理学が専門。本学会研究委員,編集委員を経験。最近の著書等は2025年『これからの「働くこと」とその支援について」日本労働研究雑誌.№774.,2023年監修「人間の仕事」(Blustein D.L. 2014)白桃書房。過去の科研費研究は「交代制勤務と日中の眠気」を軸に人材育成とキャリア形成,過重労働とメンタルヘルスなど検討してきました。